教育は疲れる

上のガキが一緒にパン作ろうよー、と寄ってくる。この雨で一日家にこもりきりだ。エネルギーのはけ口を見つけてやらんことにはおさまらないだろう。 読みかけの文庫本を置いて、材料と道具をカウンターに揃える。自分では手を出さずに、あーする、こーする、…

自家製パンのシアワセ

オーブンから漂う小麦粉の焼ける香りは幸せな気分にさせてくれる。生地が膨らむほどに僕の期待も大きくなる。熱を帯びたサワードウをオーブンから取り出して冷ます。 ナイフで切った断面がスッゲー!ナイフを拒絶する硬いクラスト。噛み応えのあるクラム。焼…

片道8か月の旅

「暮らしに活かす。火星の技術」日本火星協会の講座に行ってみた。火星に移り住もうという話だ。今地球にある技術で8か月ほどかかるそうだ。まぁ、我慢できないことはないか、たぶん。とにかく本を山ほど持っていくのは間違いない。できればジムのマシンで筋…

昭和レトロなシューズは未だ忘れず

小学生だったころ、友達の履くシューズが羨ましかった。タテヨコ高さのどの方向も細く薄く引きしまった外観に憧れた。ソールは上から見下ろすとアッパーの影に隠れて見えないくらい極薄だった。アレを履けば僕も早く走れると夢想してやまなかった。 粘ってね…

原稿の追い込み

目が覚めて頭が重い。起き上がろうとすると目がまわる。気のせいではない。自分のアタマと部屋が反対にまわっている。またやってしまったのか。後悔先に立たず。しかしわずかながら残っていた気力でベッドから這い出た。 昨晩遅くまで書くことをねばった。ど…

パソコンよ、ありがとう

ようやくキーボードを叩く指が滑らかに動くようになってきた。考えて叩く。考えて叩く。とにかく叩く。多少雑でも文字にしていく。そうすれば次の文章や展開が見えてくる。深く考えるより目に見えるようにすればなんとかなるって感じだ。 並んだ文字を眺め、…

心織筆耕の道

今朝目が覚めて、頭が重い。前夜の家飲みが過ぎたか。それとも寝るタイミングをはずしてしまったか。朝から後悔の念に苛まれる。いつもの通り朝食を摂り掃除に精を出す。しかし食器洗いに手が付けられない。シンクにあふれる皿、グラス、カップは昼までに済…

創作と運動のイイ関係

創作のために、昨日一日かけて書きたいことをネタ帳に箇条書きした。時系列を追って思いつくことを並べていった。うーん、うーん考えていれば、ひとつ思いつきそれにつながって浮かび上がることもある。しかしそう長くはつながらない。必ず絶えてしまう。 何…

文学賞への挑戦は取材から

昨日、作品の舞台にしたいところを見に行った。数ある文学賞の中でこれこそと思うものに狙いを定めて、そのための取材だ。しかし、書くかどうか半信半疑のまま歩いて回った。取材旅行気取りは楽しかったが、まだ決めかねた。帰ってからパソコンとノートを前…

頭の中に居つくハエ

頭の中をきれいにしたい。すべてというわけではない。ほんの一部だけが汚れている。というよりはうるさいハエがブンブン飛び回って僕の気を散らす。このハエを追い払いたい。 大切なことに集中しようとするとやってきて僕の耳元でブンブンとうなる。いや、正…

創作する孤独

作品を二つ応募に出してからボーッとしている。次に書くための構想はあるがなかなか筆が進まない。コンピューター画面を見つめもどかしくなる。息ができないほど苦しくなる。 寝ても覚めても書くことを考えている。ネタ帳を睨みながら、窓の外を眺めながら、…

夢を追いかけて、還暦

高校生だったころ、司馬遼太郎の本をとことん読んだ。頭の中を氏の言葉・言い回しが独り歩きするほどに。暑いときは扇風機の風を浴びながら、寒いときは布団の中にもぐりながら読み漁った。 出会いは「竜馬がゆく」だったと思う。何でも目につくものは読んだ…

自家製さつまいもあん

今週のお題「あんこ」 パン作りが好きで、具にはあんこを使うことが多い。他にもレーズン、クルミ、ごま、チョコレートもあるが、いつ食べても美味いと感じるのはあんこ。スーパーマーケットで売っているものを使えば面倒なこともない。 生地をこねて一次発…

初めての脱稿

ふたつ推敲を終えた。それぞれに応募した。 初めての快感だ。渾身の力を込めて送り出した。 明日は走ろうと思う。何も考えず脚を運ぶだけだ。 少しは次の作品を考えてみようか。汗をかきながら。

推敲するわけ

文学したいからだ。これがオレにできること。自分が描きたい未来がある。 ほかにも理由はある。MacBook Airで文筆したい。電動アシスト自転車が走りまわりたい。マツダRoadsterで遠くへ行きたい。 娘と細君を連れて南国リゾートで思いっきり遊びたい。美味い…

今日も推敲

凝り出すとどこまでも手を入れたくなる。きれいに形ができると楽しいがどこかで区切らないと終わらない。 理想がそのまま実現するなんてことは永遠にないのだろう。エイヤで決めるしかない。 今のこのかたちがサイコーと信じよう。愛着ある作品を手放そう。

応募 文学への挑戦

文芸に応募するために推敲を進めている。昨年末書き終えて寝かせておいた作品だ。いったいどれに応募するのがいいのだろうと思案ばかりしていた。行きついたのが「公募ガイド」だった。いろいろなアドバイスを見つけ勉強になった。何も知識のないところから…

朝書くか、夜書くか

いつ書くかといえば圧倒的に夜が多い。ゆっくり時間が取れるのが夕食後だから。昼間あれこれ考えて、練ってある程度形になるのも夜だなぁ。子供とカミさんが静かになるころにパソコンに向かいキーをたたく。 最初ざわざわしていた頭が、だんだんと落ちついて…

推敲しよう

とにかく応募しよう。そう決めた。一つは文芸作品として。もう一つは読者投稿として。半年前なら書くことしか知らなかった。どしたら日の目を見るのかなんて夢みたいな話。 少しずつ情報を集めてようやく応募しようと決心できるまでになった。そう決めた途端…

新しい環境に飛び出す

今週のお題「練習していること」 自分に言い聞かせる。思い切ってやるのだ。何度も繰り返す。とことん自分が納得できるまで。慣れ親しんだあそこなら自分が潜り込み楽して過ごせる場所もある。あと数ヶ月自分を騙していれば。 でも同じ朝は迎えたくない。暗…

古い人間関係

今週のお題「卒業したいもの」 二十数年勤めてきた。今年は定年を迎える。再雇用、嘱託社員として続ける道もあるが、それは考えていない。 このまま続けるのが手っ取り早く楽なのは当たり前の話だ。しかし、人間関係に疲れた。社長とその弟、息子の急流の渦…

新しいことを始めてみるか……承認欲求と創作の葛藤

今までFacebookに投稿をしてきた。もう十年以上になる。なんでそんなに続けることができたのか。ニュージーランドの友人からFBを一緒にやろうと誘われたことがきっかけだった。当時はSNSが急速に広がり、その流行に乗った感じで始めた。 最初の頃はその日見…