おおむね雅一の文学的ココロ

自称、もの書き屋です。

教育は疲れる

上のガキが一緒にパン作ろうよー、と寄ってくる。この雨で一日家にこもりきりだ。エネルギーのはけ口を見つけてやらんことにはおさまらないだろう。
読みかけの文庫本を置いて、材料と道具をカウンターに揃える。自分では手を出さずに、あーする、こーする、と教える。懇切丁寧に。
が、なんでパパはやってくれないのだ、と文句をたれる。それを本気で抑え込もうとするオヤジ。できあがる頃にはオヤジのバッテリーは赤信号が灯る。
 頑張った甲斐あって焼き上がったパンは上出来だ。色良し、香り良し、味良し。女三人が喜べばオヤジも満足だよ。