おおむね雅一の文学的ココロ

自称、もの書き屋です。

自家製パンのシアワセ

オーブンから漂う小麦粉の焼ける香りは幸せな気分にさせてくれる。生地が膨らむほどに僕の期待も大きくなる。熱を帯びたサワードウをオーブンから取り出して冷ます。
 
ナイフで切った断面がスッゲー!ナイフを拒絶する硬いクラスト。噛み応えのあるクラム。焼成が進むほどに美しく開くクーブ。完璧だよ、おっかさん!
 
 
口に含むと小麦粉の甘さが広がる。噛むほどにその甘さは倍増され自作したことの満足感は計り知れない。この次もやってみるかという気分にさせてくれる。
 
外見こそ前回より劣るが、口で感じる出来栄えがハンパない。我が家の女三人も余さず食べてくれた。言葉に出して褒めてくれることはないが、あいつらの食い方が何より嬉しいのだ。